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栄養素 働き
ハチミツ
(ハチミツはこんな人におすすめ)
●子どもやお年寄り、からだの弱い人●疲れのたまっている人●せき・声がれ・のどの痛みのある人
ハチミツは人類の誕生以前から存在したといわれる人類最古の甘味料です。古代エジプトや中国でも、貴重な甘味料であると同時に薬効のある食品として用いられていました。
ハチミツは、ミツバチのはたらきバチが集めた花のミツにハチの体内の酵素が作用し、熟成させたもの。人間が食べる食品としてのハチミツは、これを低温でろ過したものです。花の種類によって色や香り、成分が異なりますが、透き通った飴色で、自然でおだやかな甘味をもっています。
成分と効能
主成分は果糖とブドウ糖で、どちらもこれ以上分解されない単糖体なので消化吸収がよく、胃腸に負担をかけずに疲労回復ができます。タンパク質、ビタミンB1・B2・B6・C・K・E、カリウム、鉄、リン、カルシウム、マグネシウム、マンガンなど数多くの成分を含んでいるので、効用も多岐にわたります。古くから、防腐、鎮静、解熱などの目的でも使われてきました。
利用法
ジュースなど飲み物に加えたり、レモンやリンゴ、パイナップル、梅などをつけ込んで果物の成分を浸出させて飲むと、成分が有効に利用できます。民間療法では、ハチミツに刻んだ大根やショウガを加えてエキス分が浸出するまでおいたものが、かぜ薬として利用されています。
外用薬として荒れた皮膚に塗ったりする用い方もあります。
注意
緩和作用があるので、慢性腸炎の人には向きません。冬季や低温の場所に置いた場合に白く結晶することがありますが、成分が変化したわけではなく、70度ぐらいに温めると液状に戻ります。
ハチミツの種類
ハチが三ツを採取する花は、レンゲ、ミカン、クローバー、菜の花、二セアカシア、リンコ、ソバ、栗など。単一の花のものに限らず数種類の三ツを混合した製品もある。
また、100%純粋のパテミッのほかにローヤルゼリー入りや加糖ハチ三ツ(水飴やブドウ糖を加えたもの。ハチ三ツ60%以上)もあるが、健康食品としての効果を期待するなら混ぜもののないハチミツを選びたい。
●注目の成分●
ブドウ糖、果糖‥・吸収のよいエネルギー源であると同時に、強心、利尿、解毒などの作用がある。
カリウム…コレステロールを減少させ、血管、内臓を丈夫にする。
マグネシウム…鎮静作用があり、筋肉の衰えや神経痛にも効果があるハ
ビタミンB6‥・肌荒れ、皮膚炎を防ぐ。
その他 食品 栄養/食べ物 効能
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