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栄養素 働き

オリーブ油

(オリーブ油はこんな人におすすめ)
●動脈硬化が気になる人 ●心臓の機能を高めたい人 ●便秘ぎみの人

オリーブは地中海沿岸地方原産の植物で、果実を塩づけにして食用にします。 果実は品種によって1個1gから15gぐらいのものまでがあり、未熟な果実はグリーンですが、熟すと黒くなります。  オリーブ油は生の果実や核を圧搾してつくったもので、ゴマ油と並んで世界最古の油といわれ、イタリア、スペイン、ギリシア、ポルトガルなどで古くから生産され、輸出されています。日本でも、少量ですが、地中海と気候の似ている小豆島(香川県)で生産されています。品質の高い順に、エクストラバージン、バージン、ファイン、ピュアと呼称が定められています。日本で市販されているのは、エクストラバージンとピュア。有効性分の多いのはエクストラバージンです。

成分と効能

オリーブ油には不飽和脂肪酸であるオレイン酸が約80%、ほかにスクワレン、リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノレン酸などが含まれています。オレイン酸には、コレステロールの低下をはじめ、動脈硬化や心臓病の予防、胃酸分泌を調整するなどの効果が認められています。また、ビタミンA・Eも含まれています。 利用法 特有の香りのある油ですが、サラダなど生食用にも、揚げ物や妙め物などの加熱調理用にも、幅広く使うことができます。生食用には薄い緑色で香り高いエクストラバージンが、加熱調理にはピュアが向いています。また、肌や髪に塗る用法もあり、化粧品の原料としても利用されています。

注意

とりすぎるとエネルギー過剰に  オリーブ油も油の一種なので、からだにいいからといってとりすぎは禁物で、エネルギー過剰につながります。

オリーブ油の製法

オリーブの果肉を圧搾してつくる。搾り取った果汁を静かに放置して油と水に分かれたものを利用するのが、最も伝統的な製法。近代的な工場で機械でつぶし、遠心分離器にかける。オリーブ油は薄い黄緑色をしているが、この色合いや風味は、産地やオリーブの品種によって違ってくる。 エクストラバージン、バージンはとれた油をそのまま利用する一番搾りで、ファインに比べてオレイン酸の含有量が高い。ピュアは、バージンと二番搾りの精製オリーブ油を合わせて調整してつくられる。

オリーブ油には魚や野菜がベストマッチ

心臓病の少ない地中海地方では、ほかの地域に比べて魚介や野菜、果物、パスタなどの穀物製品を豊富に食べていることも注目された。オリーブ油料理には魚や野菜をたっぷり使って、栄養バランスをととのえよう。

オリーブ油はバターよりヘルシー

オリーブ油が注目を浴びるようになったのは、南イタリアなど地中海沿岸地方では、ほかのヨーロッパ諸国に比べて心臓疾患による死亡率が低いという臨床研究の結果が発表されてから。これらの地域では油脂としてオリーブ油が、ほかの国々ではバターが用いられていた。

●注目の成分●

オレイン酸…血中のコレステロールを低下させ、動脈硬化、心臓病、高血圧を防ぐ。胃、腸の調子をととのえる。放射線の害を防ぐ。
スクワレン…不飽和脂肪酸の一種で、細胞や皮膚の発育を促進する作用や、殺菌作用が認められている。 リノール酸…血中のコレステロール(LDLコレステロール)を低下させ動脈硬化を防ぐ。
ビクミンA…体内でビタミンAに変わるβ−カロテンの形で含まれている。免疫力や視力を向上させ、がんを抑制する。
ビタミンE…活性酸素のはたらきを抑え、細胞を健康に保つ。

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