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三七ニンジン

(三七ニンジンはこんな人におすすめ)
●疲れぎみの人 ●生活習慣病・がんを予防したい人●出血や痛みのある人

三七ニンジンの根を乾燥させたもの。種をまいてから3〜7年経たないと収穫できないところから、三七、田七、田七ニンジン、田三七などと呼ばれます。  高麗ニンジンと同じウコギ科に属し、中国雲南省でしか採取できない特産品で、中国では不老不死の秘薬として特に珍重されてきました。多くの効能によって日本でも健康食晶などに利用されていますが、原料である三七ニンジンは中国からの輸入に頼っており、価格は高価です。

成分と効能

数種のジンセノサイド、パナキシノール、β−シトステロール(サポニン配糖体)が血管を収縮して止血、痛み止めにはたらきます。また、中国の研究で田七ケトンが発見され、この特殊成分には冠状動脈の血液量を増加させて心臓の負担を軽くし、コレステロールを減らす作用のあることが実証されています。 日本でも、その薬効についての研究が盛んで、特にがんについては皮膚がん、肺がん、肝臓がんへの抑制効果が発表されており、このほか、高脂血症やC型肝炎などへの研究も進められています。

利用法

一般に服用するときは粉末l・5〜3g(最多量で5〜6g)をオブラートなどで包んで服用します。煎じて飲む場合は乾燥日用3〜9gが適量です。打撲やねんざなどによる内出血や痛み止めには粉末3gを湯に溶かして飲みます。  また、外用としても血管を収縮させる作用があり、止血などに利用します。そのほか抗菌作用もあり、水に溶かした三七ニンジンを水虫に塗ったところ治ったという報告もあります。

注意

肝臓障害によっておこる吐血、のぼせなどによる鼻出血には使わないようにします。 九州・高千穂山で発見された日本ヤマニンジンとは高麗二ンジン、三七ニンジンとは別種のセリ科の多年草(一般に食べている二ンジンもセリ科)。 1965年に発見されて以来、研究が続けられ、1987年に愛媛大学医学部の研究成果によってその薬効、有効成分が明らかになった。作用は血液循環の改善、糖尿病・肝臓病・動脈硬化二高血圧の改善・予防、性機能の回復にはたらくとされる。 さらに抗がん作用についての報告もあり、今後の解明が期待されている。

こんな利用も

健康食品以外には、三七ニンジンのエキスを使った化粧品も開発されている。 三七ニンジンと高麗ニンジンの抗がん力を比べてみると…サポニン配糖体には抗がん作用があるが、その含有量は高麗ニンジンでは全体の0.3〜3%、三七ニンジンは全体の7〜12%。サポニンだけをみれば、三七ニンジンが上。ただし、どちらもがん研究が始まったばかりで、他の抗がん成分については未詳。

●注目の成分●

ジンセノサイド、バナキシノール、β−シトステロール(サポニン配糖体)+田七ケトン…複合的に作用して止血、痛み止めに有効。 コレステロール値を低下させ、生活習慣病を改善・予防する。

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